指導碁を受けよう(1): 指導碁とは

囲碁のルールを覚え、19路盤の対局をある程度こなせるようになってきたら、やはり次は棋力アップを目指したいですね。

囲碁の勉強方法はいくつかありますが、その中のひとつとして、指導碁を受けることを是非検討してみてください。

指導碁を受けると、自分が思いもよらなかった弱点、損をする手、良かった手を指導者が的確に指導してくれます。良い指導者につくことができれば、棋書を読む勉強ではなかなか得られない実践的な考え方やコツを知ることができるでしょう。

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指導碁とは

指導碁とは、プロやアマチュア高段者に、一定の指導料を支払った上で打ってもらう対局のことです。

指導料は指導者によって異なります。プロの場合、例えば日本棋院東京本院では、一般料金で現在5,700円〜8,200円となっています。指導料の幅があるのは指導者の段位によって指導料が異なるからです。

この指導料には、1局を打ってもらう対局料と、局後の手直しの指導料が含まれています。

プロは3面打ちが多いですね。つまり、プロ一人に対して、受講者が3人同時に対局をするわけです。

対局はもちろん、局後の検討も3人別々に行われます。

通常は置き碁です。自分の棋力に合わせて、9子から2子ですね。常先で打ってもらえることもあるかもしれません。

他には、街の碁会所などでも、アマチュアの県代表クラスの方が指導碁を打ってくれるところがあります。指導料は1,500円〜3,000円くらいでしょうか。プロとつながりのある碁会所であれば、そこでもプロの指導碁が受けられるかもしれません。

ネット碁でもプロの指導碁を受けるシステムを持つ所があります。例えば、「幽玄の間」でも現在は解説なし2,160円、解説あり2,700円で受けられます。解説ありの方は、私が以前受けたときには、対局の一日後くらいに指導者が解説したページを参照できるシステムだったように思います。

指導碁を初めて受けると、3面打ちでも指導者が局後にすらすらと第1手目から並べ直し、要所要所で「ここはこう打つほうが良い」「この手はよかった」と的確に指摘してくれることに驚かれると思います。よい経験になると思いますし、お勧めですよ。

指導碁の目的

指導碁を受ける目的は、プロやアマチュア高段者に実際に対局してもらい、対局の中で囲碁の棋理にかなった手を打てるように導いてもらい、また局後に自分の打つ手の筋違いや悪手を指摘してもらうことによって、棋力の向上につながる材料を得る所にあります。

ですので、導者と勝負することが目的ではありません。もちろん真剣に打つことは当たり前ですが、指導を受けているのだということを忘れないようにしたいものです。

あまりにも形勢が開いてきて、逆転の余地がないところで対局が続いていたら、指導者が「このあたりまでにしましょうか」と終局を促してこられることもあります。これには素直に従いましょう。そして並べ直しに多くの時間を割いて、指導者の指摘をしっかり理解することが大切です。

指導碁の流れ

指導碁の流れはだいたい次のようになります。

指導碁の申し込みをし、指導者の前に座ったら、挨拶をしたあと、まずは自分の棋力を伝えましょう。

もし棋力がわからなければ、それを指導者に伝えると、「では初めてなので7子で」などと指導者の方から提案してくれると思います。まずはその置き石で打っていただきましょう。

「お願いします」の一礼ののち、置き石を碁盤の上に置きます。置き石をおく順序にも作法があるので、それにならって並べるとよいと思います。


図1

図1に示す順番です。5子や7場合は最後に天元に置きます。

並べ終わったら、再び「お願いします」と一礼します。置き碁の場合はすでに黒石を置いていますから、白(指導者)から第一手を打ちます。

あまりにも差が開きすぎ、逆転できる余地がないと判断したら投了します。これは通常の対局も同じです。ただ、最初のうちはこの判断は難しいですね。よいタイミングで指導者が終局を促してこられることもあると思いますので、これに従いましょう。対局中に指導者に聞いてみてもかまいません。

終局まで進んだら、通常の対局と同じようにダメを詰めて地を数えます。指導碁ではコミはありません。もし地の大きさが同じであれば持碁です。勝負という意味では白勝になりますが、指導碁は勝負ではないということは先ほど述べたとおりです。

ご興味をもたれたら、ぜひ指導碁に出かけてみてください。

まとめ

  • 指導碁とは、プロやアマチュア高段者に、一定の指導料を支払った上で打ってもらう対局のこと。
  • 指導碁を受ける目的は、プロやアマチュア高段者に実際に対局してもらい、棋力の向上につながる材料を得る所にある。勝負をするわけではない。
  • 局後の検討で指導者の講評を聞き、しっかり勉強する。
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