囲碁の無料対戦ゲームはたくさん公開されています。この中から、「みんなの囲碁」という無料対戦ゲームアプリをご紹介します。
囲碁のルールを覚えて間もない方にも、練習対局として活用するには十分だと思います。スマホやタブレットで楽しめます。試してみてください。
囲碁の無料対戦ゲーム
囲碁の無料対戦ゲームはたくさん公開されています。
大きく分けると
- 対人型の無料対戦ゲームアプリ
- 対コンピュータ型の無料対戦ゲームアプリ
の2種類あります。
前者は、主にネットワークを介して人と対戦するためのアプリです。「囲碁クエスト」などが有名ですね。
有料であれば、日本棋院が運営する「幽玄の間」など、これもたくさんあります。
後者は、コンピュータと対戦するためのアプリです。近年の機械学習の驚異的な進化により、囲碁ソフトはとてつもなく強くなりました。一昔前のPCソフトの囲碁アプリとはまったく比較にならないくらい強いアプリが有料でも無料でもたくさん公開されています。
コンピュータと対戦することについて、特に初心者にとってメリットがあるとすれば、やはり「対人ではない」という点でしょう。
囲碁はもちろん、碁石を持って相手と碁盤上で打つことが一番よいのですが、囲碁のルールを覚えて間もないころには、なかなか恥ずかしくて打てないという方も多いと思います。
でも対局はやってみたい。当然です。こんな場合に囲碁ソフトは是非活用していただきたいです。
相手はコンピューター。負けても恥ずかしいことはありません。強さも十分。練習相手にはもってこいでしょう。
スポンサーリンク「みんなの囲碁 Deep Learning」
無料で楽しめる囲碁のアプリはたくさんあるようですが、スマホやタブレットで使える無料の囲碁対戦ゲームの1つとして、「みんなの囲碁 Deep Learning」をご紹介します。
iPhone版, Android版いずれも公開されています。私はiPhoneでインストールして確認してみましたが、インストールすればすぐに対局できます。
ただし、無料アプリですので、広告が非常にたくさん表示されます。これを承知の上でご利用ください。
アプリを開くと設定画面等が表示されると思います。設定はあとからいつでも変更できます。
設定画面は3つあります。
ここでは、囲碁のルールを覚えて間もない方々が囲碁ソフトで練習対局を打たれることを想定して説明します。
新規対局
新規対局のボタンを押すと、以下の画面が表示されます。
囲碁の対局の練習ですから、対局相手は、「人対コンピューター」を選びます。
コンピュータの棋力は10級から三段まで。最初は10級ですね。
手番選択は黒番を選べばよいでしょう。「にぎり」はここではランダムに先番が決まります。
碁盤設定について、最初は九路盤、慣れてきたら十三路盤、十九路盤と大きくしていけばよいと思います。まずは九路盤でたくさん打ってみましょう。
置き石は「無し」、コミは迷うところですが、まずはデフォルトの六目半にしておきます。
秒読みは最初は「無し」でよいでしょう。
ルールは「日本ルール」で構いません。中国ルールについては、別の機会に取り扱います。
コンピューターの投了は「有り」設定にしましょう。
設定画面の「対局設定」タブ
ほとんど新規対局の設定と同じです。説明は省略します。
アタリ警告は「オン」でよいでしょう。
設定画面の「環境設定」タブ
デフォルト値で対局を始めると、一手打つたびにスマホがブルブルと震えると思います。このあたりの設定を変更するために、この環境設定のタブを開いてみましょう。
石音はお好みで設定してください。ヘッドホンで石音が聞こえました。
座標表示をオンにすると、盤面の上辺と左辺に番号が表示されます。
最終手マークはオンにしておくとよいでしょう。自分の手もコンピューターが打った手も最終手に赤色の丸印が付きます。
着手スピードについて、最近の囲碁ソフトはとても優秀ですから、「速い」を選択しても十分強いと思います。待ち時間が短くなるので「速い」を選択しましょう。
碁盤の反転は「オフ」でよいと思います。
操作方法の変更について、これは人により好みがわかれる所ですので、三種類それぞれ試してみられるとよいと思います。私は「タッチ」が一番しっくりきました。
バイブレーションですがこれがこの節の冒頭に書いた動作を決めていました。一手打つたびにスマホがブルブルと震えます。特に必要なければオフにしておきます。
とにかくたくさん打つ
繰り返すようですが、とにかくたくさん打つことです。囲碁のルールを覚えたら、次はたくさん打って練習します。
最初は負けると思います。何度も打って、たくさん負けてみましょう。どうせ相手はコンピューターです。恥ずかしがることはありません。
100局くらい打ってみて、それから初心者向けの定石などが解説されている入門書を読んでみましょう。きっと、腑に落ちることがたくさんあると思います。
あとは入門書を読んで、対局で試してみるということを繰り返してみます。
さぁ、早速取り組んでみましょう。
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