シチョウの話です。
シチョウが成立するかどうかは、普通は丹念によんで調べるしかありません。
これが基本です。
しかし、覚えておいてよい事実もあります。
図1
左辺は黒の三連星。下辺で白石が黒石をシチョウにかかえようとしています。
スポンサーリンクこのシチョウが成立するかどうか。つまり白はかかえた黒石1子をシチョウにとることができるのでしょうか?
図2
ご覧のとおり、左辺の三連星をシチョウですり抜けさせて取ることはできません。なぜなら、左辺のどちらかの黒石がシチョウアタリになるからです。
これは三連星の例ですが、一般に五間ビラキがあるところにシチョウが進んでいくと、必ずどちらかの石がシチョウアタリになります。
それはシチョウの進行を碁盤に並べてみたらすぐにわかります。
シチョウを追うときには、追う先にある石を近くに平行移動させてよむ、といった工夫はよく紹介されていますが、私はこの話をある方から初めて聞いた時、なるほどと新鮮に感じました。
シチョウは丹念に読むもの。もちろんこれは基本であることに変わりありませんが、このように一般に成り立つ例を頭にいれておくのもよいかと思います。
しかし、囲碁のルールのもとにではありますが、星の配置はうまくできているものですね。
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