初めて指導碁にいく前は、どんなことを事前にしておけばよいか何かと気になることと思います。
この記事では、初めて指導碁を受ける前に事前に準備しておくとよいと思うことについて書きます。
指導碁の予約状況を確認しておく
指導碁にもいろいろありますが、予約が必要なところもあります。
3面打ちが多いかと思いますが、その場合、指導者一人に対して指導碁を受ける人が同時刻に3人ですから、混んでいると待たないといけませんし、場合によっては満席ということで締め切られることがあるかもしれません。
開催されている碁会所等に事前に確認しておくことをお勧めします。
基本的な囲碁用語を押さえておく
囲碁を始めて間もないころであっても、対局がある程度こなせるようになってきたら、指導碁を受けることを是非検討してみていただきたいのですが、そのときにも、ある程度の囲碁用語を覚えておくと、局後の指導のときに指導者の話がよくわかりますし、より理解が深まると思います。
スポンサーリンクあげだすとキリがありませんし、正確に囲碁用語を使い分けるにもそれなりのが棋力が必要な場合がありますが、基本的な囲碁用語は頭にいれておくとよいと思います。
あまり基準があるわけではありませんが、カカリ、受け、ケイマ、大ゲイマ、一間トビ、 アタリ、アテ、ツケ、ハネ、ノビ、オサエ、キリ、オキ、ヒラキ、サガリ、コスミ、ノゾキ、ツギ、三々、コウ、本コウ、ヨセコウ、両コウ、セキ、セキ崩れ、中手、などでしょうか。数が多くなってすみません。
すべて覚えられていなくても構いませんが、まだ覚えられていなければ、これから1つづつ覚えていきましょう。
言葉の正確な定義を言葉で覚えるのではなく、石を並べた形で覚えておくのがよいでしょう。その図形的なイメージをまず頭にいれておくことが大事です。
ちなみに私は初めて指導碁を受けたとき、「両コウ」という囲碁用語を知りませんでした。そしてその碁の中で両コウがでてきたのです。対局中はわけがわからず、局後に両コウという言葉と、それがどんなものかを簡単に教えてもらった次第です。
まあ、その場で教わればいいですし、はじめのうちは知らなくても仕方ありませんが、事前に勉強して知ることができる知識ですし、コミュニケーションもとりやすくなりますから、可能なならば調べておくとよいと思います。
自分の棋力を伝えられるようにしておく
これが結構難しいですね。
指導碁を受けにいくと、必ず「あなたの棋力は?」と聞かれます。
その棋力によって、置き石の数を決めるからです。
囲碁大会に何度か出ている方なら答えられると思いますが、そうでない場合はどうすればよいでしょうか?
もし普段通っている碁会所で段級位がついているならば、それを伝えればよいでしょう。
普段ネット碁で打たれる方であれば、どのネット碁で何級(例えば「幽玄の間で5級」)などと伝えればよいかと思います。
最初はそれで指導碁を受けて置き石の数を決めてもらい、一局打ってもらうことにしましょう。
置き石が少なすぎれば「次回は○子にしましょう」と局後に伝えられると思いますし、反対に置き石が多すぎれば「手合違いでした。次回は○子に減らしましょう」といったことを同じく局後に伝えられると思います。
初めて指導碁を受けられるときや、あるいは指導碁を打ってもらう指導者との指導碁が初めての場合は、こういったやりとりが普通にありますので、調整していくつもりでコミュニケーションを取りながら進めていくとよいでしょう。
碁罫紙と赤青鉛筆を準備しておく
このサイトの他の記事でも何度か書きましたが、碁罫紙と赤青鉛筆を持っていき、棋譜をとる習慣をつけることを強くお勧めします。
スマホのアプリで、という手段もあるかもしれませんが、私は対局中あるいは対局直後に紙に赤青の色鉛筆で棋譜を書き、それを自宅で並べ直すということを繰り返しやって、棋力の向上に大変役立ったと実感しています。
なぐり書きのように対局中に書いた棋譜を、手で一度清書するということもたくさんやりました。対局を思い出しながら、手を動かして棋譜を書く、そして並べるというプロセスが何らか効果があるように思っています。
対局中に棋譜を取ったり直後に棋譜を書くのは、最初はとても苦痛かもしれませんが、トレーニングと思って是非試してみてください。
そのための準備物として、この碁罫紙と赤青鉛筆をここで上げておきます。
碁罫紙はメモ帳の大きさのものでも十分ですし、大きい版のものでもよいです。日本棋院から発行されています。
赤青鉛筆は文房具売り場で売っているもので十分です。
まとめ
- 指導碁の事前予約の要否についてしておく。
- 基本的な囲碁用語を頭にいれておくとよい。
- 自分の棋力を伝えられるように確認しておく。
- 棋譜をかけるように碁罫紙と赤青鉛筆を持参しよう。