入門向けというには少し内容が難しい本かもしれませんが、これから囲碁を続けていこうとされる方には是非一読していただきたい本です。
本書はなんと15人のプロ棋士に著者がインタビューし、アマチュアの人が上達するためのヒントを聞きだした内容をまとめた本なのです。
私は前者の文庫版を持っていますが、現在は絶版で、今のところ後者が購入できるいようです。目次を見る限り、同じ内容だと思います。
スポンサーリンク目次をみていただいてわかる通り、ブロ棋士の方々が序盤、作戦、部分、戦い、終盤の5つのテーマに数人ずつ分担され、みなさんの個性あふれる解説がずらりと並んでいます。
棋譜や図例もたくさんのっていますが、読み物としてもとても面白いです。プロ棋士の方が小さい頃どのように囲碁と関わってきたかについて語られた記事、棋書を読んで勉強することの重要さ、アマチュアにおすすめする勉強法、各記事読み切りですので、気に入った棋士の文章から読んでみるのも良いでしょう。
さらに、一読をお勧めしたいのが、プロ棋士の方々のインタビューの前に書かれているプロローグの部分ですね。
例えば目次をいくつか拾うと、以下の通りです。
- 今までの考え方はすべて止めよ
- なぜ今まで効果がなかったのか
- これじゃ上達するわけがない
(本書目次より)
抜粋しただけでも上記のタイトルです。棋力が伸び悩んでいるという方には、とても気になるタイトルではないでしょうか?
このサイトで以前、棋譜をとることを棋力アップのツールとして紹介した記事がありました。
棋譜をとることが棋力アップにとても効果があることは、本書で高川秀格プロが述べられています。
- 碁譜1つで三段になれる
碁譜とは棋譜のことです。
私は指導碁で出会った先生にもそのことを教えてもらい、実戦してきました。
そして、まったくその通りでした。