アマの知らない打ち込み対策事典

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アマの知らない打ち込み対策事典 (マイコミ囲碁ブックス)

アマチュアで特に棋力差がある相手と打つときに、相手からの打ち込みは大きな悩みの一つです。

特に指導碁を打ってもらうときに、自分の地とみていたところに打ち込まれて、あっという間に生きられたり地を荒らされたりすることはよくありますね。

本書は、その打ち込みの代表的な形について、受けの形や考え方についてまとめられている本です。

星からシマった形への打ち込み(全19型)、小目からシマった形への打ち込み(全8型)、そして隅から辺にかけての定石形への打ち込み(全12型)が載せられています。

そして、本書の特長は、それぞれの形について、地や根拠としてどのくらい安全なのかを評価し、「危険度」という数値で表現されている点です。

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例えば隅について、どれだけ打っておけば地とみてよいか、あるいはどんな形に対して相手の石がどの位置にきたら危険か、疑問に思われる方も多いでしょう。そのような方にも大変参考になると思います。

相手からどんな手を打たれる可能性があるのか。代表的な形を勉強しておくと、実戦でも自信をもって打ち進められますね。

もちろん、本書はその逆の立場でも読まないといけません。

相手の石がどんな形ならもう荒らせないのか。自分の石がどこまで相手の石にせまっていれば手が生じるのか。これは攻めるときに大いに役にたつでしょう。

基本死活として勉強した形もでてきます。例えば本書p.36の10図:


図1

基本死活を勉強した方ならば、攻め筋がすぐに浮かぶと思います。しかし、この石の配置では、この筋で白を一眼にして取りにいくと危険な面があるということです(本書p.37)。

結局、相場は後続の15図。このあたりの変化図についても、ご興味があればご覧いただくとして、基本死活で勉強した攻め筋も、当然ならがら周りの配石次第で無理筋になることもあるということです。

よく自分でハマってしまう形から、一つづつ覚えて自分のものにしていきましょう。

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