囲碁の入門書です。10章まで100問の問題で構成されています。第11章は問題解答、第12章は囲碁用語入門となっています。
問題の難易度としてはやさしいほうで、初学者にもやさしい問題がそろっています。第1章の第1問は、隅に置かれた白石を黒から何手でとれるかを問う問題。この問題に始まり、第9, 第10章では簡単な詰碁の問題が扱われています。
全問9路盤の上に問題が構成されていて、棋譜の図も大きく見やすいです。
囲碁のルールを覚えて間もないくらいの方々にとって、勉強した内容の確認をするための問題集として活用していただけるのではと思います。
これまでいくつかの入門書に取り組んできたが、今ひとつよくわからないという方は、是非本書を手にとって確認してみてください。
お子さんに囲碁を教える時に、最初に取り組む問題集としてもよいかもしれませんね。
囲碁のルールに少し慣れれば、解くのにそれほど時間はかからないかと思います。このシリーズは全5冊出版されていて、1の入門編に続き、2は基礎編、3は初級編、4は中級編、5は上級編です。私は入門編しか確認できていませんが、内容的にご自分に合っているということでしたら、他の巻も参考にしてみてください。
第12章の囲碁用語入門はよくできていて、9路盤のある1局を題材に、局面に現れる図を使って囲碁の基本用語が説明されています。
単独で囲碁の用語を調べるよりも、このように実戦に現れる図を見ながら囲碁用語を覚えたほうが、頭に定着しやすいですね。
基本的な内容がしっかり頭に入るように、繰り返し解いてトレーニングしましょう。
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