囲碁の初心者の方にも読んでいただきたい置き碁の本3冊

囲碁のルールを覚えて間もないころか、昇級、昇段したあとでも、置き碁を打つ機会はたくさんあります。

上手と置き碁を打つことは、囲碁の勉強のために欠かせません。

置き碁は、盤上にあらかじめ置いた置き石をどう活用するかを考えることが重要です。

そのための参考書として、3冊の囲碁の本をご紹介します。

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「置碁三、四、五子局」

まずは、工藤紀夫九段の置碁の本です。

三子局、四子局、五子局の3つにしぼり、それぞれテーマ図が各20図づつ載せられています。

各テーマ図は問題形式になっていて、次の一手を問います。

テーマの20図は、それぞれが完全に独立ではなく、数テーマ図づつつながった(続きになっている)構成になっています。

内容はとてもわかりやすいです。素人が考えそうな、つまり間違いやすそうな手を丁寧に扱いながら、よい考え方の手はこうであると説かれています。

丁寧に読んで理解し、また碁盤の上に碁石を並べながら勉強していきましょう。

置き碁は、置き石を如何にうまく活用して、序盤より有利な形に持っていくかが重要です。

また、置き碁は攻めの練習をする格好の場でもあります。いたずらに最初から地を囲っていくのではなく、戦う姿勢、攻める姿勢を持ちながら上手の石に向かっていく練習をしましょう。

たとえ負けても仕方なし、自信の「攻める碁」のトレーニングとして捉えるのがよいと思います。

「梶原流置碁必勝法」

続いて、梶原武雄九段の名著、「梶原流置碁必勝法」です。

この本はおもしろいです。ぜひ書店で見てみてください。

初級置き碁、中級置き碁、上級置き碁の3つの章に分かれています。
この3つの章で、九子局から二子局まで(正確には八子局は省略、六子局は実戦解説)の置き碁の打ち方、考え方が述べられています。

初級のころには少し難しい内容かもしれませんが、置き碁の黒番の考え方を勉強するにはとてもよい本です。

打ち進め方の例が書かれていますが、これを一手一手真似たり暗記したりするのではなく、考え方を学ぶことが重要です。

全体を通して、打つ手と置き石とを連携させ、置き石を積極的に対局に参加させること、序盤から攻める姿勢を継続し、早い段階で有利な形勢を築くこと(そうでないと上手との実力差により置き石のハンディの効果がどんどん下がってしまう)の重要性を説かれています。

実戦では、説明に書かれているようにはなかなかうまく打てないと思いますが、繰り返し読み、繰り返し碁盤に並べて考え方を頭にいれておけば、きっと実戦でも効果がありますし、棋力が上がってくることと思います。

編集を担当された中山典之七段のコラムが2ページ載せられていますが、これもとても面白いです。

「簡明 二・三子局の勝ち方」

最後に、ニ子局、三子局の解説書をご紹介します。

本書で扱われている棋譜は、いずれもプロ棋士(江戸時代の棋士を含む)の打ち碁の棋譜です。

上手は打たれた当時の一流のプロ棋士、下手もプロ棋士あるいは後年プロになった方々のものです。

なかなか置き碁の棋譜はそうたくさん手に入るものではないでしょう。その意味で、すべてが総譜ではありませんが、貴重な棋譜と言えると思います。

ニ子局と三子局にしぼられていますが、解説も丁寧ですし、一譜ごとの手数もそう多くないので並べやすいでしょう。

置き石をどう見てどう扱っているか、それに対して上手はそれをどのように対応していくか、両者の観点で理解していくと、とてもおもしろいと思います。


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