手筋(2): 攻める手筋
攻めるときに使う手筋をいくつかご紹介します。 手筋の行使により、どのように目的を達成できるかについて、確認してみてください。
攻めるときに使う手筋をいくつかご紹介します。 手筋の行使により、どのように目的を達成できるかについて、確認してみてください。
次に、守るときに使う手筋をいくつかご紹介します。 3つの手筋を選びました。いずれも実戦でよく出てくる手筋です。
捨て石は、数個の石を相手に取らせることによって自分の石を好形にしたり、相手の石を攻めたり、より大きな石のひとまとまりをとったりするときに使う手段です。
捨て石によって自分の石を守るという手筋もあります。 広い意味で、捨て石により自分の石を守る手筋はたくさんの形が考えられますが、その中から3つ選びました。
交互に相手の石を1個取り返すことができる形をコウといいます。 漢字で「劫」と書きます。 囲碁の基本ルールの1つに、「同型反復の禁止」がありました。コウを取られた方は、次の着手でそのコウ取り返すことができないのでした。 ここでは、コウの種類や基本形を見ていきます。
コウは、自然に発生するようなものではなく、本来は対局者が意図をもって仕掛けることによって作られるものです。 活用できるレベルになるまでにはなかなか時間がかかるもので、難しいことではありますが、囲碁をはじめてまもないころは、コウは戦略的に考えて仕掛けていくものだと考えておいてよいと思います。
守るためのコウといえば、やはり死活に現れるコウです。自分の石が死に石になりそうでも、うまくコウにもちこめば、コウに勝つことよって、コウ材と引きかえにはなりますが、活き石にすることができます。
石の1つのひとまとまりに2つのコウが同時にできている形を両コウといいます。
石取りのルールを覚え、ある程度対局をこなしてくると、だんだんお気づきになってくると思います。 「相手の石って、なかなかとれない。」 そう、実は石はなかなかとれないものなのです。 特に、ご自身と同じくらいの棋力の方ならともかく、相手が上手だったり、指導碁であったりすればなおさらです。
石のひとまとまりの形には、良い形と悪い形があります。それぞれ、好形、愚形とよんでいます。 これは石の働きが良いか悪いかを表す用語です。 好形や愚形の基本的な形を押さえておきましょう。