定石(1): 定石とは

定石とは、双方が互いに最善を尽くした結果、局所的に双方(ほぼ)五分五分の損得になる石の形です。隅には隅の定石、辺には辺の定石があります。

スポンサーリンク

基本定石を少しずつ覚えよう

囲碁の対局をするにあたって、基本定石はやはり覚えておく必要があります。るワカレになる

その理由はいろいろあると思いますが、やはり盤面は広いですし、何か拠り所となる石の形を知っておかないと、すぐに不利な展開になってしまうでしょう。

「定石の丸暗記は役に立たない」といわれますが、基本的な形については最初はどうしても覚えないといけないですし、あれもこれもと理屈をいろいろ並べても経験がないとわからない部分もあります。あまり難しく考えずに、自分の好みに合うものでよいのでいくつか覚えてしまいましょう。

なぜ丸暗記が役に立たないか、どう勉強するべきなのかは、ある程度たくさん対局してから気づくものです。

また定石は、古来からの研究により、双方が五分五分になる石の形です。時代によって評価は変わりますが、アマチュアならよほどの高段者でもないかぎり、今ある定石の形は五分五分とみてよいです。とすると、これが着手の損得の評価の基準になるるワカレになるのです。この点が重要です。

対局していて、相手が定石はずれの手を打ってきたとしましょう。もしその定石を知っていたら相手が打った手がその五分五分の形からどう外れて打ってきたかを敏感に察知できるはずです。

そんなとき、相手がよほど定石を研究してきた高段者でないかぎり、損な手を打っていることが多いでしょう。

なぜなら、アマチュアがすぐに気付きそうな別の手はすでに研究されているはずですし、その方が良い手ならそれが定石になっているはずだからです。あるいは、一方的に良い手になり、定石とはいえない形になっているかもしれないからです。

それを的確に咎めてやりましょう。下手な受け方をすると、相手の定石はずれの手が得な手になってしまうこともあるので、要注意です。うまく咎めれば、こちらが有利な形に展開していけるはずです。

一気にたくさん覚えようとしなくてもよいです。そんなにたくさんは頭に入らないでしょう。自分の気に入った定石を少しずつ覚え、実戦で徹底的に使ってみることです。どんなときにうまくいったか、どんなときに損したか、経験の積み重ねが必要です。

一方が有利に形になったら定石とはいえない

定石とされている石の形は、一方が有利になることはありません、双方五分五分の石の形になります。

ただし、この五分五分という評価は、いろいろな意味を含みます。一方が約○目の地を得て、もう一方は中央方向に厚みを得た、などと厚みの評価値とを比較する場合もあります。あるいは、一方が少し損な形だけれども、相手が無駄な手を一手入れているから五分五分だ、というものもあります。難しいですね。最初は無理に理解しょうとしなくてかまいません。最初は定石は損得の判断基準になる五分五分の形である、ということだけ頭に入れておきましょう。

定石が双方五分なのはあくまで局所的な話

ただし、五分五分といっても、これはあくまで局所的な話です。これは布石のところでいずれ扱いますが、盤面に打たれている石の形が増えていくと、すでにある石の存在によって、この五分五分の評価が変わってくるのです。

面白いことに、黒番からみて右上で打つ定石が、同じく黒番からみて左上に白石があるのか黒石があるのか、複数あるならその石のひとまとまりが強い石なのか弱い石なのか、上辺に石がある場合はどうか、といった状況によって、評価が変わってくるのです。

天元に向かって、反対側の隅(対角の方の隅)の石の存在が関係してくることもあります。

その場合は別の定石を選択したり、その場に応じた別の手を考えなければならなくなります。そうしないと、一方的に不利な展開になってしまうことがあります。

このあたりが囲碁の面白いところの1つなのです。うまく定石を使い分けて有利な布石を展開できるようになれば、一気に棋力が上がってくると思います。もちろん勝率アップです。さあ、少しづつじっくり勉強しましょう。

まとめ

  • 定石は、局所的に双方ほぼ五分五分に分かれる石の形である。
  • 定石は、石の形の損得の基準になる。
  • 五分五分なのはあくまで局所的な話。碁盤上の石の配置によって評価が変わってくる。
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする