囲碁の初歩:最初の一手はどこに打つ?

黒番第1手目。広い碁盤上のどの場所に打ちおろすか。ルールを覚えたのはいいけれど、やはり迷いますね。ルールとしてはどこに打ってもよいのですが、対局としてどこに打つのがよさそうなのか?正解は誰にもわかりませんが、まず最初は基本的なことを覚えておきましょう。

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第1手目は隅でよい

囲碁にはいろいろな考え方があり、必ずしもそれが正解とは言えないことも数多くありますが、囲碁の基本ということで、第1手目は隅に打つと覚えておいてよいと思います。

隅は4つありますが、囲碁の作法として、黒番から見て右上隅から打つのがよいのでした。

囲碁の対局の流れについて、簡単に説明します。囲碁は二人で対局するものですし、普段はネット碁や囲碁ソフトで対局される方も、いずれ碁石と碁盤で対局するときがくると思います。ここで説明する対局の流れは知っておかれた方がよいでしょう。

右上隅といっても、空点がたくさんありますが、古来から経験的によく打たれている地点が5つあります。それぞれ以下の名前がついています。

  • 小目
  • 三三
  • 目はずし
  • 高目

碁盤上で示すと以下の場所です。


図1: 星


図2: 小目


図3: 三三


図4:目はずし


図5:高目

これらについては、古来からたくさんの定石が生み出されていますし、その時代ごとの流行りはありますが、どれも数多く打たれています。

入門ということで最初に覚えておくとよいのは、なんと言っても図1の星、次に図2の小目です。まずはこの2つでよいでしょう。

小目、目外し、高目は、線対象の反対側のaとかいた空点でも同じことのように思えますが、これも作法で、第1手目であれば上図の方に打つということになっています。相手が手を少しでも伸ばさず打てる方を空けておく、という心遣いによるものです。

次に第2手目、これは白番ですが、ここでもどの空点に打ってもかまいません。今度は隅でもよし、黒1に対するカカリを打ってもよいです。作戦を立てて、着手を選びます。

迷うのでしたら、同じく隅を選びましょう。残り三隅ありますが、どこを選んでも構いません。ただし、黒1が星で、白2でも星を打つ場合は、白番から見て右下(黒番からみて左上)に打つのが、これも作法のようです。対称な形ですから、白番から見て左上(黒番からみて右下)でもよさそうですが、今度は白番からみて黒番が手の届きやすい場所を空けるのです。もちろん小目を打つ場合など、対称でない場合はその限りではありません。


図6

なぜ隅に打つのか

ところで、なぜ最初に隅に打つことが多いのでしょうか?理由は2つあります。

1つ目の理由は、地を作れる可能性が高いということです。囲碁は獲得した地の多さを競うゲームでした。中央より辺、辺より隅の方が、囲いやすく、地を作りやすいというわけです。ただし、対局をすればわかってきますが、星や小目に一手打つだけで、その近辺が必ず地になるわけではありませんし。そのようにこだわって打つべきではありません。あくまで可能性が高いというだけです。

2つ目の理由は、石のひとまとまりの”根拠”を作りやすいということです。つまり、比較的眼を作りやすいということです。眼を作りやすいと、死に石になったり相手に攻められる弱い石になる可能性が低いのです。活き石や死に石については、こちらをご覧ください。

囲碁は、獲得した地の大きさを競うゲームですが、その地を決めるためには「活き石」というものを理解する必要があります。どんな形が活き石になるのか?それは囲碁のルールから導き出されるのです。

もちろん、第1手目を天元(碁盤の中央の星)に打ってもかまいません。でも、プロでも打ち方が難しくなるようです。

迷ったら星でよい

碁を覚えて間もないころに、いろいろな可能性を書いても混乱するだけですので、迷ったら最初は遠慮なく星に打ってください。

ここで迷うより、たくさん対局をこなすほうが大事です。

相手も初心者であれば、星を打つ方が多いと思いますので、第4手目までだいたい次のような配置になります。


図7


図8

図8の黒3で、黒が白4の地点に打ち、かつその次に白番が図8に黒3の地点に打てば、図7と同じになりますね。

アマチュア同士の実戦でも、図7の配置はよくでてきます。図8もあります。4手目までこれで十分!この先どうなるか楽しみですね。たくさん打って、碁を楽しみましょう。

まとめ

  • 隅の着手では、まず星、次に小目を覚えよう。
  • どこから打ってもよいが、対称で同等な2箇所の着手がある場合は、相手の手元を空けるのが作法とされる。
  • 最初は星で十分。これでまずたくさん打ってみよう。

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